CMT推進工法の株式会社エイコーエンジニアリング

台風19号による千曲川氾濫の災害復旧工事です。スーパーマルチモール掘進機の推進工事としてのデビュー戦です。発進立坑22ｍの深いところでの推進で、土質は凝灰岩と砂礫玉石と粘土の互層地盤でした。特に玉石は硬い花崗岩で１ｍ以上の巨礫もたくさんあり、ビットやクラッシャーの交換を余儀なくされました、土質の変化には面板開口率を変えるなど、圧気作業（最大0.17Mpa)で対応しました。推進ラインは、横に２つのカーブと急勾配でのバーチカルカーブがあり、最後に線路横断をしたところで到達です。デビュー戦には容赦のない過酷な現場でした。最初の２カ月は思わぬマシンのトラブルでご迷惑とご心配をかけてしまいましたが、それも解消できたことで、精度良く、軽い推力で到達出来ました。私共にこのような実績を作らせてくださった元請様、発注者様、お世話になりました。本当にありがとうございました。